『007 ロシアより愛をこめて』(ダブルオーセヴン ロシアよりあいをこめて、原題: From Russia With Love)は、イアン・フレミングの長編小説。また1963年に製作されたイギリスの映画である。ユナイテッド・アーティスツ提供。公開時の日本語題は『007 危機一発』。007シリーズ第2作目。日本での公開は1964年4月。
原作は発行当時(1956年)の趨勢を反映して英国海外情報局対ソビエト情報局の図式となっているが、エンターテイメント性を重視してか、映画では前作に続き犯罪組織“スペクター”を主敵としている。しかし映画作品内でも当時のソ連にとって好ましくない描写もあったため、同国ではその後007シリーズは御法度とされていたらしい。
ロケ地であるイスタンブールの描写やオリエント急行車内(映画では特に明言されていない)での模様など、ストーリーの展開は概ね原作に近づけてある。また、往年の名女優ロッテ・レーニャの名演、およびペドロ・アルメンダリスの生涯最後の演技が作品を支えている事を忘れる訳にはいかない。
キャスト
ジェームズ・ボンド - ショーン・コネリー
タチアナ・ロマノヴァ - ダニエラ・ビアンキ
ローザ・クレッブ - ロッテ・レーニャ
レッド・グラント - ロバート・ショウ
ケリム・ベイ - ペドロ・アルメンダリス
本作は彼にとって遺作となる。撮影当時既に末期癌に冒されており、彼の出演部分が撮影終了した直後に入院先で拳銃自殺を図ってしまった。なお、息子の「二世」が「007 消されたライセンス」に出演している。
M - バーナード・リー
Q - デスモンド・リュウェリン
本作が”Q”の初登場作となる。但し、シリーズでもお馴染みとなっているボンドとの掛け合いは次作以降となる。
マネーペニー - ロイス・マクスウェル
クロンスティーン - ヴラディク・シェイバル

