『或る夜の出来事』(あるよのできごと、It Happened One Night )は1934年のアメリカ映画(白黒)。コロンビア映画製作。スクリューボール・コメディの第1号作品として有名である。
原作は当時の売れっ子作家サミュエル・ホプキンス・アダムズが、雑誌コスモポリタンに載せた小説「夜行バス」を、名脚本家でキャプラのよき相棒でもあったロバート・リスキンがシナリオを書いた。おしゃれな台詞、キビキビした物語展開に、キャプラの弾むような演出のどれもが光る作品である。トーキー5年目にしてキャプラはトーキーを完全にマスターし、誰よりも鮮やかなストーリー・テラーとしての才能を全開させている。
アカデミー賞では主要5部門でノミネートされ、5部門とも受賞した(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞)。ちなみにこの5部門(脚色賞は脚本賞でもいい)を全て制することは、1975年の『カッコーの巣の上で』が成し遂げるまで出ないほどの大記録であった。
或る夜の出来事あらすじ
富豪の令嬢エリー(クローデット・コルベール)は、プレイボーイとの結婚を父親に反対されていた。聞かない娘に業を煮やした父親はエリーをヨットに監禁してしまう。そのやり方にいよいよ反発したエリーはヨットから逃げて、マイアミからニューヨークに向かう夜行バスに乗り込んだ。
それでも、お互いの気持ちを隠し合い、意地を張りながらエリーとピーターは別れてしまう。エリーは父親の元に帰り、いよいよ結婚することになった。結婚式の当日、真の恋人はピーターしかいないと、ようやく悟ったエリーは、父とプレイボーイを式場に置き去りにして逃げ出すのだった。
或る夜の出来事 キャスト
クラーク・ゲイブル
クローデット・コルベール
或る夜の出来事 スタッフ
監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン
原作:サミュエル・ホプキンス
音楽:ルイス・シルヴァース

