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或る夜の出来事

『或る夜の出来事』(あるよのできごと、It Happened One Night )は1934年のアメリカ映画(白黒)。コロンビア映画製作。スクリューボール・コメディの第1号作品として有名である。

原作は当時の売れっ子作家サミュエル・ホプキンス・アダムズが、雑誌コスモポリタンに載せた小説「夜行バス」を、名脚本家でキャプラのよき相棒でもあったロバート・リスキンがシナリオを書いた。おしゃれな台詞、キビキビした物語展開に、キャプラの弾むような演出のどれもが光る作品である。トーキー5年目にしてキャプラはトーキーを完全にマスターし、誰よりも鮮やかなストーリー・テラーとしての才能を全開させている。

アカデミー賞では主要5部門でノミネートされ、5部門とも受賞した(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞)。ちなみにこの5部門(脚色賞は脚本賞でもいい)を全て制することは、1975年の『カッコーの巣の上で』が成し遂げるまで出ないほどの大記録であった。

或る夜の出来事あらすじ
富豪の令嬢エリー(クローデット・コルベール)は、プレイボーイとの結婚を父親に反対されていた。聞かない娘に業を煮やした父親はエリーをヨットに監禁してしまう。そのやり方にいよいよ反発したエリーはヨットから逃げて、マイアミからニューヨークに向かう夜行バスに乗り込んだ。

それでも、お互いの気持ちを隠し合い、意地を張りながらエリーとピーターは別れてしまう。エリーは父親の元に帰り、いよいよ結婚することになった。結婚式の当日、真の恋人はピーターしかいないと、ようやく悟ったエリーは、父とプレイボーイを式場に置き去りにして逃げ出すのだった。

或る夜の出来事 キャスト
クラーク・ゲイブル
クローデット・コルベール

或る夜の出来事 スタッフ
監督:フランク・キャプラ
脚本:ロバート・リスキン
原作:サミュエル・ホプキンス
音楽:ルイス・シルヴァース

アルマゲドン (映画)

『アルマゲドン』(Armageddon)は1998年のアメリカ映画で、SF映画。また、パニック映画でもある。

1998年6月1日アメリカ公開。150分。英語。製作費1億4000万ドル。

出演のリヴ・タイラーの父親であるスティーヴン・タイラー率いるエアロスミスが主題歌を担当した事でも話題になった。

同年、内容の似た映画『ディープ・インパクト』も公開されている。この2作品の設定・物語の一致は、ハリウッドの映画製作のシステムに原因がある。ハリウッド映画では1つの映画作品に20~30人の脚本家が関わるという複雑な制作方法をとるため、同じアイデアをもとにして別々の映画会社でそれぞれが製作を始めたものと思われる。

アルマゲドン (映画)あらすじ
地球に超巨大小惑星が衝突する事が判明した。 もし、この小惑星がこのまま地球に衝突したら人類は滅びる事になる。この危機に、ハリー(ブルース・ウィリス)と、その仲間達が立ち向かう。

アルマゲドン (映画)キャスト
ハリー・S・スタンパー: ブルース・ウィリス
ダン・トルーマン: ビリー・ボブ・ソーントン - NASA総指揮官
A・J・フロスト: ベン・アフレック
グレース・スタンパー: リヴ・タイラー
ロックハウンド: スティーヴ・ブシェミ
ウィル・パットン
ピーター・ストーメア
ウィリアム・フィクトナー
マイケル・クラーク・ダンカン
オーウェン・ウィルソン
ウド・キア
松田聖子 ニューヨークに来た旅行者(カメオ出演)

アルマゲドン (映画)スタッフ
監督: マイケル・ベイ
製作: ジェリー・ブラッカイマー
主題歌: エアロスミス
視覚効果:フレームストアCFC

アルゴ探検隊の大冒険

『アルゴ探検隊の大冒険』(原題: Jason and the Argonauts )は、1963年のイギリス・アメリカの特撮映画。特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンの最高傑作。ギリシア神話のイアソン率いるアルゴ船探検隊(アルゴナウタイ)の冒険を描いたもの。

アルゴ探検隊の大冒険 あらすじ
旅の間にさまざまな危険や驚異が彼らを襲う。水と食糧を補給するために立ち寄った「ブロンズ島」では、ヘラクレスが青銅の巨人タロスの眠りを覚ましてしまい、アルゴ号もひっくり返される。また、神の怒りを受けて盲目となった老預言者ピネウスを襲う怪鳥ハーピー。

通行する船をことごとく沈める、吠える岩などの困難に出会うが、イアソンに好意を寄せる神々の女王ヘラの助けにより難を逃れる。コルキスの美しい王女メデイアを救ったイアソンらの一行はコルキスに着き、黄金の毛皮を守るコルキス王アイエテスに近づくが、毛皮を取りに来た事が露見し、捕らえられる。

イアソンの目的を密告したのは、アルゴ探検隊の一員の振りをしていたぺリアスの息子アカストゥスであった。だが、メデイアによってイアソンたちは脱出し、7本の首を持つ竜ヒュドラ、骸骨剣士などの怪物や困難に打ち勝って、メデイアと共に黄金の羊の毛皮を獲得する。

アルゴ探検隊の大冒険のスタッフ
製作:チャールズ・H・シニア 、レイ・ハリーハウゼン
監督:ドン・チャフィ
脚本:ジャン・リード 、ビヴァリー・クロス
撮影:ウィルキー・クーパー
特撮:レイ・ハリーハウゼン
音楽:バーナード・ハーマン 、マリオ・ナシンベーネ

アルゴ探検隊の大冒険のキャスト
トッド・アームストロング :イアソン - テッサリアの前王の子。
ナンシー・コバック :メデイア - コルキス王国の女神官。
ゲイリー・レイモンド :アカストゥス - ペリアス王の子。
ローレンス・ナイスミス :アルゴス - アルゴ号を建造し、イアソンを補佐する。
ナイアル・マクギニス :ゼウス - オリンポスの大神。
マイケル・グウィン :ヘルメス - オリンポスの神で、ゼウスの伝令。
ダグラス・ウィルマー :ペリアス - テッサリアの王。
ジャック・グウィリム :アイエテス - コルキスの王。
オナー・ブラックマン :ヘラ - ゼウスの妻、神々の女王。イアソンを助ける。
ナイジェル・グリーン :ヘラクレス - ギリシアの英雄で、アルゴナウタイになる。
ジョン・カーニー :ヒュラス - アルゴナウタイ。
パトリック・ソートン :ピネウス - 盲目の預言者。
アンドリュー・フォールズ :パレルス - アルゴナウタイ。
クレジットなしのキャスト
フェルディナンド・ポッギ :カストル - アルゴナウタイ。ポリュデウケスの双子の兄。
ジョン・クロフォード :ポリュデウケス - アルゴナウタイ。カストルの双子の弟。
アルド・クリスティアーニ :リュンケウス - アルゴナウタイ。
ダグ・ロビンソン :エウペムス - アルゴナウタイで、水泳の達人。

アルゴ探検隊の大冒険に登場するクリーチャーたち
タロス :青銅の巨人。
ハーピー :コウモリのような姿をした「怪鳥」。
吠える岩 :海峡を船が通ると、岸壁が震えて岩石を落として船を沈める。
ヘカテ :コルキスの守護神で、3つの首を持つ神像。
黄金の毛皮 :神々の贈り物で、国を繁栄させる奇跡の力がある。
ヒュドラ :7つの首を持つ竜のような怪物。
7人の骸骨剣士 :ヒュドラの歯からヘカテが創造した剣士。

アラビアのロレンス (映画)

『アラビアのロレンス』(Lawrence of Arabia)は、1962年のイギリス映画。歴史映画。

デーヴィッド・リーン監督、ピーター・オトゥール主演。実在の英国陸軍将校のトマス・エドワード・ロレンスが率いた、オスマントルコからのアラブ独立闘争を描いた歴史映画であり、戦争映画である。映画史に燦然と輝く、不滅の大金字塔である。日本での公開は1963年12月。

タイトルクレジットの前と、物語の途中の幕間の部分では、数分に渡って延々と黒い画像が映される。

オリジナル版制作から実に四半世紀以上が経過した1988年に、再編集を行なって完全版が制作された。オリジナル版の上映時間は、207分だった。

アラビアのロレンス (映画) キャスト
トーマス・エドワード・ロレンス - ピーター・オトゥール
フェイサル - アレック・ギネス
アウダ・アブタイ - アンソニー・クイン
アリ - オマー・シャリフ
ジェネラル・アレンビー - ジャック・ホーキンス
ジャクソン・ベントリー - アーサー・ケネディ
コロネル・ブライトン - アンソニー・クェイル
ベイ - ホセ・フェラー
ドライデン - クロード・レインズ

アラビアのロレンス (映画) スタッフ
監督 - デーヴィッド・リーン
原作 - トマス・エドワード・ロレンス(『智恵の七柱』平凡社[東洋文庫])
脚色 - ロバート・ボルト
音楽
作曲 - モーリス・ジャール
編曲 - ジェラルド・シュルマン
撮影 - フレデリック・A・ヤング、スキーツ・ケリー、ニコラス・ローグ、ピーター・ニューブルック
美術 - ジョン・ボックス
衣装 - フィリス・ダルトン
製作 - サム・スピーゲル
配給 - コロムビア映画


アメリカン・グラフィティ

『アメリカン・グラフィティ』(American Graffiti)は、1973年のアメリカ映画。青春映画。

1960年代サンフランシスコ郊外の町を舞台にしており、アメリカ人の誰もが持つ高校生時代の体験を見事に映像化した名作。日本での公開は1974年12月。


映画も世界的に大ヒットし、この後『グリース』、TVドラマ『ハッピーデイズ』、『グローイング・アップ』(イスラエル)など多くの亜流作品を生んだ。現在も青春時代のエピソードを当時のヒット曲で綴る映画を「アメグラもの」と表現されることがある。

当時は無名だったリチャード・ドレイファス、ハリソン・フォード、ロン・ハワードが、のちのアメリカ映画を代表する大スター・売れっ子監督になっていったのは、よく知られるところである。公開当時はジョン・ミルナー役でボクサー上がりのポール・ル・マットが一番人気が出るのでは、と言われたがこの役者は本名よりも役名が浸透してしまい、フェードアウトしてしまった。この作品中、プロの役者だったのはロン・ハワードだけである。

またサントラに収録された全41曲はルーカス自身の好みで選ばれたものであり、舞台となっている1962年夏の最大のヒット曲だったフォーシーズンズの『シェリー』が入っていないことも一部で話題となった。

映画アメリカングラフティー スタッフ
監督:ジョージ・ルーカス
プロデューサー:フランシス・フォード・コッポラ、ゲイリー・カーツ

映画アメリカングラフティー キャスト
リチャード・ドレイファス Curt Henderson
ロン・ハワード Steve Bolander
ウルフマン・ジャック XERB Disc Jockey
ハリソン・フォード Bob Falfa

アメリ

『アメリ』(原題:Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain 「アメリ・プーランの素晴らしい運命」の意)は、2001年4月に公開されたフランス映画。パリ・モンマルトルを舞台に、パリジャンの日常を描きフランスで国民的大ヒットを記録した。ストーリーや映像、美術に愛らしさがあふれる一方、ジャン=ピエール・ジュネ監督らしいブラック・ユーモアや奇妙な人間像、コミュニケーション不全の問題も描かれている。

映画 アメリあらすじ

神経質な母親と冷淡な元軍医の父親を持つアメリはあまり構ってもらえず、身体接触は父親による彼女の心臓検査時だけだった。いつも父親に触れてもらうのを望んでいたが、あまりに稀な事なので、アメリは心臓が高揚するほどだった。心臓に障害があると勘違いした父親は周りから子供たちを遠ざけてしまう。その中で母親を事故で亡くし、孤独の中で彼女は想像力の豊かな、しかし周囲と満足なコミュニケーションが取れない少女になっていった。

成長して22歳となったアメリは実家を出てアパートに住み、モンマルトルにある元サーカス団員経営のカフェで働き始める。彼女はクリーム・ブリュレの表面をスプーンで割る、パリを散歩しサン・マルタン運河で石を投げ水切りをする、この瞬間にパリで何人がオルガズムに達しているか妄想するなど、ささやかな一人遊びと空想にふける毎日を送っていた。

ところが彼女にも気になる男性が現れた。近隣のポルノショップの店員で、スピード写真のボックス下に捨てられた他人の証明写真を収集する趣味を持つニノである。気持ちをどう切り出してよいのか分からず、他人を幸せにしてきた彼女も自分が幸せになる方法は見つからない。

ニノの置き忘れた証明写真コレクションアルバムを手に入れた彼女は、これを返すことで彼に近づこうとする。しかし、ストレートではないアメリは宝探しじみた謎のメッセージをニノに送り、ニノはアルバムを探してモンマルトルの丘を右往左往させられただけで、アメリはアルバムを返した代わりに出会うチャンスを逸してしまった。

どうしてもニノの前に出ることができない彼女を、想像上の友人である部屋の置物たちや、アメリを見守ってきたアパートの同居人で贋作家である老人らが、思い切ってぶつかっても自分が砕けてしまうことはない、と背中を押す。ニノはアルバムに入っていたメッセージの送り主の写真を頼りにアメリを探し回り、アメリのばら撒いてきたヒントをたどって、アメリのアパートにたどり着く。ストレートに他人と向き合うことのなかった彼女はついにドアを開け、彼を迎え入れたのだった。

映画 アメリ スタッフ
監督:ジャン=ピエール・ジュネ(JEAN-PIERRE JEUNET)
脚本:ギヨーム・ローラン(GUILLAUME LAURANT)
音楽:ヤン・ティルセン(YANN TIERSEN)

映画 アメリ キャスト
アメリ・プーラン(オドレイ・トトゥ/AUDREY TAUTOU)
ニノ・カンカンポワ(マチュー・カソヴィッツ/MATHIEU KASSOVITZ)

映画 アメリの受賞
2001年セザール賞作品賞、監督賞、音楽賞、美術賞受賞
2001年アカデミー賞(外国語映画賞、美術賞、撮影賞、音響賞、脚本賞)ノミネート
2001年ゴールデングローブ賞外国語映画部門ノミネート

雨に唄えば

雨に唄えば

『雨に唄えば』(あめにうたえば, Singin' in the Rain)は、1952年のアメリカ映画で、ミュージカル映画である。MGMによって製作された。映画がサイレントからトーキーに移る時代を描いたバックステージものである。

映画「雨に歌えば」タイトルナンバーは、この映画のために書かれたものではなく、この映画の前にも後にも度々MGMの映画で使われ、ジュディ・ガーランド等多くのスター達が歌っている。

映画「雨に歌えば」監督
ジーン・ケリー
スタンリー・ドーネン

映画「雨に歌えば」出演
ジーン・ケリー
ドナルド・オコナー
デビー・レイノルズ

映画「雨に歌えば」舞台化
このミュージカル映画は後に舞台化され、日本でも1996年に東山紀之、薬師丸ひろ子等の出演で、2003年に宝塚歌劇団によって、それぞれ上演されている。


映画「雨に歌えば」関連項目
時計仕掛けのオレンジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アマデウス

アマデウスは、日本でも1982年、サリエリ:九代目松本幸四郎/モーツァルト:江守徹という顔ぶれで日本語版初演。好評を博して幸四郎・江守版で1983、1985、1986と再演、更に1993年、サリエリは引き続き幸四郎、モーツァルトに七代目市川染五郎(幸四郎の子息)を新たに迎えて再演。1995、1998、2004年と上演が続き、2004年終演時点で上演回数また幸四郎のサリエリの回数は400回に達し、幸四郎の当たり役として親しまれる舞台となっている。

ブロードウェイで好評を博した『アマデウス』は、アメリカ合衆国において1984年に映画化された。日本での公開は1985年2月。2002年に20分のカット場面を復元しデジタル音声の付いた「ディレクターズ・カット」も公開されている。

F・マーリー・エイブラハム演じるアントニオ・サリエリを中心として、トム・ハルス演じるモーツァルトの物語を描く。モーツァルトの才能を妬み殺害したと語る年老いたサリエリの回想というスタイルをとっている。天才とは何か、を考える上で見逃せない作品である。舞台版では再現不可能なプラハでのロケシーンや、オペラ『後宮からの誘拐』『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』のハイライト・シーンが挿入されるなど、映画版ならではの見どころも多い。

アマデウス キャスト
F・マーリー・エイブラハム(アントニオ・サリエリ)
トム・ハルス(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)
エリザベス・ベリッジ(コンスタンツェ・モーツァルト)
ジェフリー・ジョーンズ(皇帝ヨーゼフ2世)
サイモン・キャロウ(エマヌエル・シカネーダー)
ロイ・ドートリス(レオポルト・モーツァルト)
シンシア・ニクソン(メイド)
ヴィンセント・スキャヴェリ(サリエリの召使)
ケニー・ベイカー(パロディーオペラ中での騎士長)

アマデウス スタッフ
監督:ミロス・フォアマン
原作・脚本:ピーター・シェーファー
音楽・指揮:サー・ネヴィル・マリナー
製作:ソウル・ゼインツ
撮影:ミロスラフ・オンドリチェク
プロダクション・デザイン:パトリツィア・フォン・ブランデンスタイン
老サリエリの特殊メイク:ディック・スミス

甘い生活

『甘い生活』(あまいせいかつ、原題:La dolce vita)は、1960年に公開されたフェデリコ・フェリーニ監督のイタリア映画。

1950年代後半のローマの豪奢で退廃的な上流階級の生態を、パパラッチのマルチェロの退廃的な生活を通じて描く。その映像美学で、カンヌ国際映画祭パルム・ドールやアカデミー賞衣裳デザイン賞など、世界中の映画賞を総なめにしたイタリア映画界の巨匠、フェデリコ・フェリーニ監督の代表作。

しかし、説明的な手法をほとんど行わない難解な表現方法は、公開当時から世界中の批評家の議論の的になり、作品の公開以降50年近く経つ現在でもその評価は大きく分かれている。

マルチェロ・マストロヤンニとアニタ・エクバーグがトレヴィの泉で戯れるシーンや、ヴィットリオ・ベネト通りの高級ホテルやカフェ、様々な遺跡など、ローマ中の名所が作品中にちりばめられている。

映画「甘い生活」キャスト
マルチェロ・マストロヤンニ
アニタ・エクバーグ
アヌーク・エーメ
アラン・キュニー
バーバラ・スティール
ナディア・グレイ
イヴォンヌ・フルノー

映画「甘い生活」音楽
ニーノ・ロータ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アポロンの地獄

アポロンの地獄

『アポロンの地獄』(アポロンのじごく)はパゾリーニの監督・脚本による1967年製作のイタリア映画。

原題 は『オイディプス王 Edipo Re』。ソポクレスによる同名の悲劇『オイディプス王』を原作としている。

冒頭と終幕を除いて、オイディプス王の物語が映画化されているが、その特徴は「奇跡の丘」で提示された、厳しい自然主義である。

ソポクレス作品が王となったオイディプスを時の中心とし、災禍が下ったテーバイでアポロンの神託により国から除かねばならないとされた災いの原因をもとめるオイディプスに対して、次々となされる証言や告白によって、誰も知らなかった過去の真実が次第に暴かれて行く形をとるのに対し、映画では全場面が過去から未来へ、時間に従って展開される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アポロ13

『アポロ13』( - サーティーン、Apollo 13)は1995年のアメリカ映画。上映時間約140分。アポロ13号爆発事故の実話に基づく作品。第68回(1995年)アカデミー賞において2部門(編集賞・音響賞)受賞。

アポロ13 あらすじ
1969年、アポロ11号により、人類として初めてニール・アームストロング船長が月面に着陸した。その予備チームであったジム・ラヴェル船長(トム・ハンクス)とフレッド・ヘイズ(ビル・パクストン)、ケン・マッティングリー(ゲイリー・シニーズ)は、アポロ13号の正チームに選抜された。しかし、打ち上げ直前に、司令船パイロットのケンが風疹と診断される。予備チームと交替するか、司令船パイロットのみ交替するか。判断はラヴェル船長に任されたが、予備チームのジャック・スワイガート(ケヴィン・ベーコン)と交替することを決断する。

1970年4月11日、アポロ13号は現地時間13時13分に打ち上げられた。当初の飛行は順調であったが、アームストロングの月面着陸により、国民の関心は薄れつつあった。しかし、月に到着する直前の4月13日、酸素タンク撹拌スイッチ起動により爆発が発生。酸素タンクから急激に酸素が漏れだした。酸素は乗員の生命維持だけでなく電源の生成にも使用するため、重大事態となる。

しかし、13号がコースを外れていることが判明。原因は、酸素の噴射により軌道のズレが生じたというものであった。誘導コンピュータは電力を使用してしまうため起動できない。このため、手動噴射による姿勢制御を決断。窓の外は船外を漂うゴミと、船内の室温低下とで曇っていてよく見えないが、地球が見えた。これを唯一の目標として、手動による噴射を行い、見事に成功。

しかし、またもやコースについての問題が露見した。月面に着陸しなかったために、おみやげの月の石100kg分が足りなかったためである。不要物を手動で移動させ重心を調整した。管制センターの計算では、大気圏進入角度がわずかに浅かったが、これは乗員に伏せられた。

やがて大気圏突入となるが、突入時には通常、通信が約3分間途絶してしまう。ケンは何度もアポロ13号を呼び出すが、3分間経っても返答はない。しかし約4分後、交信が入る。限られた資源と時間を使って奮闘した乗務員と管制センターの連携により、彼らは無事に地球に戻ることができたのだった。

アポロ13 キャスト
トム・ハンクス(ジム・ラヴェル)
ケヴィン・ベーコン(ジャック・スワイガート)
ゲイリー・シニーズ(ケン・マッティングリー)
ビル・パクストン(フレッド・ヘイズ)
エド・ハリス(ジーン・クランツ)
キャサリン・クインラン(マリリン・ラヴェル)

アポロ13 スタッフ
監督:ロン・ハワード
製作:ブライアン・グレイザー
撮影:ディーン・カンディ
音楽:ジェームズ・ホーナー
SFX:デジタル・ドメイン

アビス

『アビス』(The Abyss)は1989年のアメリカ映画。SF映画である。1989年7月9日アメリカ公開。日本公開は1990年3月。20世紀FOX製作。製作費6950万ドル。140分の公開版と、171分のディレクターズ・カット版が存在する。

SFXはILMのデニス・ミューレンによる。アカデミー視覚効果賞を受賞した。

オースン・スコット・カードによってノベライゼーションが書かれている。

アビスキャスト
バド・ブリグマン:エド・ハリス
リンジー・ブリグマン:メアリー・エリザベス・マストラントニオ
コフィー:マイケル・ビーン
キャットフィッシュ:レオ・バーメスター
ヒッピー:トッド・グラフ 
ジャマー:ジョン・ベッドフォード・ロイド 
ソニー:J・C・クイン
ワンナイト:キンバリー・スコット
フィンラー:キャプテン・キッド・ブリューワー 
ウィルハイト:ジョージ・ロバート・クレック 
スコーニック:クリストファー・マーフィ 
モンク:アダム・ネルスン
バーンズ:マイケル・ビーチ

アビススタッフ
監督:ジェームズ・キャメロン
製作:ゲイル・アン・ハード
脚本:ジェームズ・キャメロン
撮影:ミカエル・サロモン 
特殊効果:デニス・ミューレン(ILM)
音楽:アラン・シルヴェストリ
提供:20世紀フォックス、ライトストームエンターテインメント、パシフィックウェスタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アビエイター

『アビエイター』(The Aviator)は、マーティン・スコセッシ監督による2004年のアメリカ映画。ミラマックス作品、上映時間は169分。

実在の大富豪、実業家であるハワード・ヒューズの波乱に富んだ半生を描いた。スコセッシ監督の作品としては、前作『ギャング・オブ・ニューヨーク』に引き続いてのレオナルド・ディカプリオ主演作品。

第77回アカデミー賞において最多の11部門にノミネートされ、スコセッシ監督初の監督賞、作品賞、ディカプリオ初の主演男優賞が期待されたが、残念ながらどれも受賞には至らなかった。その他の部門では5部門を受賞した。

キャスト
ハワード・ヒューズ - レオナルド・ディカプリオ(吹替 - 浪川大輔)
キャサリン・ヘプバーン - ケイト・ブランシェット (塩田朋子)
エヴァ・ガードナー - ケイト・ベッキンセイル(日野由利加)
オーウェン・ブリュースター上院議員 - アラン・アルダ (堀勝之祐)
ホアン・トリップ(パンナム社長) - アレック・ボールドウィン (佐々木勝彦)
フィッツ教授 - イアン・ホルム (山野史人)
エロール・フリン - ジュード・ロウ
ジーン・ハーロウ - グウェン・ステファニー
ノア・ディートリッヒ - ジョン・C・ライリー(岩崎ひろし)
ウィレム・デフォー

スタッフ
監督 - マーティン・スコセッシ
脚本 - ジョン・ローガン
撮影 - ロバート・リチャードソン
音楽 - ハワード・ショア
VFX:ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス

受賞歴
第77回アカデミー賞にて、助演女優賞(ケイト・ブランシェット)、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞の5部門を受賞。
ゴールデン・グローブ賞にて、作品賞、主演男優賞、作曲賞の3部門を受賞。
その他、全米プロデューサー協会賞、英国アカデミー賞(4部門)など。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アパートの鍵貸します

アパートの鍵貸します(The Apartment)は1960年の米国映画。ミリッシュ・コーポレーション製作、ユナイテッド・アーティスツ配給。

無惨なほど奴隷のようにこき使われ、上司のご機嫌を取るために自分のアパートを情事の場に提供するあるサラリーマンの顛末を描いたユーモアとペーソス溢れるコメディである。

ウールのコートを着ているフランが様々なシーンで出てくるが、実はビリー・ワイルダーの妻オードリー・ヤングの姿である。

「シェルドレイク」という役名は、ワイルダー作品の『サンセット大通り』(1950)、『地獄の英雄』(1951)、『ねえ!キスしてよ』(1964)にも出てきている。

シャーリー・マクレーンには最初の40ページの脚本しか渡されなかった。なぜならワイルダーは彼女にいかに話が展開するのかを教えたくなかったためである。彼女はまだ脚本が完成していない、とてっきり勘違いをしていた。

バクスターは雨の中セントラル・パークで眠るのだが、ワイルダーは彼が凍えないように温かい雨を降らせた。

劇作家のニール・サイモンは映画の脚本を元に、ミュージカル"Promises, Promises"を出版した。
アドルフ・ドイッチェだけが音楽関係でクレジットされているが、「アパートの鍵貸します」のテーマは、すでに作曲されていた。この曲は英国映画やBBCのラジオ・ドラマで知られている英国の作曲家チャールズ・ウィリアムズの1949年の"Jealous Lover"である。

シャーリー・マクレーン本人のウェブ・サイトによると、撮影のほとんどが脚本通りであった。ジンラミー(トランプの遊び方のひとつ)は、彼女の友人たちであるラット・パック(フランク・シナトラを中心にした遊び人仲間)に方法を教えてもらったのを付け加えた。同じく彼女は昼食時間の間に、愛についての思索をし始め、それも脚本に加えてもらった。

オフィスでのクリスマス・パーティのシーンは1959年12月23日に撮影された。ビリー・ワイルダーは、ほとんどすべてを1テークで撮り終えた。ワイルダーは「いつもこんな風に簡単に撮れればいいけれど。今日は「アクション」と「下がって」だけで済んだ。」と感想を述べた。

本作品は特に以前のアカデミー作品賞を参考にした作品である。まず、バクスターは『グランド・ホテル』(1932)をテレビで見ようとするが、コマーシャルのためにだいぶ遅れてしまう。バクスターの上司も、バクスターとフランがバクスターのアパートで「失われた週末」になってしまったことを触れている。これはビリー・ワイルダーの以前のオスカー作品『失われた週末』(1945)を参考にしているのである。

本作品は『シンドラーのリスト』(1993)が出てくるまで、アカデミー作品賞をもらった最後の白黒映画である。

フラン(シャーリー・マクレーン)はバクスター(ジャック・レモン)が彼女の義兄に殴られて本当に驚いているが、ビリー・ワイルダーは撮影時に2つに分けてお互いに2回ずつ殴らせて、4回撮影した。
C.C.バクスターのC.C.はカルヴィン・クリフォードの略である。


監督 ビリー・ワイルダー
製作 ビリー・ワイルダー I・A・L・ダイアモンド
脚本 ビリー・ワイルダー I・A・L・ダイアモンド
出演者 ジャック・レモン シャーリー・マクレーン フレッド・マクマレイ
音楽 アドルフ・ドイッチェ
撮影 ジョセフ・ラシェル
編集 ダニエル・マンデル
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開 1960年6月15日 ニューヨーク
上映時間 120分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
制作費 300万ドル(当時)
興行収入 930万ドル(米国内)

アトランティスのこころ

アトランティスのこころ(原題:Hearts in Atlantis)はアメリカの作家スティーヴン・キングが1999年に発表した小説である。 本作は5つの中短編より構成され、登場人物、場所、出来事などが密接に絡み合い、時系列上に進行してゆく。

本作は(キング自身も属する)ベビーブーマー世代のアメリカ人の人生について書かれている。ピースマークに象徴される反戦運動を初めとする、彼等がかつて掲げた理想とその失墜。そしてその結果損なわれた人々が主人公である。

本作は2001年に映画化された。

1960年 黄色いコートの下衆男たち
主人公はボビー・ガーフィールド。母親のリズとともに小さなアパートで暮らしている。11歳の主人公を迎えたボビーは、不思議な力を持った老人テッド・ブローティガンと出会う。物語はボビーとテッドの交流が深めていく様子、子供たちの夏の日々、そして成長を描く。

本作はキングのライフワークでもある「暗黒の塔」シリーズとも密接な関連を持つ。

1966年 アトランティスのハーツ

1983年 盲のウィリー
収録作とは大幅に異なる所期バージョンがアンタイオス誌に掲載されている(1994)。


1999年 なぜぼくらはヴェトナムにいるのか

1999年 天国のような夜が降ってくる

映画
原作の「1960年 黄色いコートの下衆男たち」、「1999年 天国のような夜が降ってくる」をメインプロットに用いている。 主人公のボビーは原作とは異なり、カメラマンになっている。また、「暗黒の塔」に繋がる要素は全面的にカットされており、物語は作品の中で完結する。

監督:スコット・ヒックス
原作:スティーヴン・キング
音楽:マイケル・ダナ
出演:アンソニー・ホプキンス、ホープ・デイヴィス、デヴィッド・モース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

熱いトタン屋根の猫

『熱いトタン屋根の猫』(Cat on a Hot Tin Roof)は、1958年のアメリカ映画。MGM製作でテネシー・ウィリアムズの同名の戯曲を映画化した作品。監督はリチャード・ブルックス、主演はエリザベス・テイラーとポール・ニューマン。人間の欲望と醜さ・心の葛藤を描いた濃密なドラマである。

アカデミー賞は作品賞とニューマンとテイラーの主演賞も含め6部門で候補に挙がったが受賞はしなかった(この映画でビッグ・ダディ役を演じたバール・アイヴスは別の作品で助演男優賞に輝いている)。スター俳優のW主演と言うこともあり興行的には成功を収めている。

アメリカ南部の旧家を舞台に、当主のビッグ・ダディの退院を祝いに長男夫婦の家族が集まってくる。しかし実際は癌と診断され死期が近いビッグ・ダディの遺産を巡るため、彼に取り入ろうとする思惑があった。ビッグ・ダディ本人は余命がわずかなのを知らない。

次男のブリックとその妻マギーの夫婦の関係は、ブリックの親友であり自殺したスキッパーとマギーの不倫の疑いで冷え切っていた。学生時代、フットボールの花形選手だったブリックは足を故障してから酒びたりとなる自堕落な生活を送っている。スキッパーが自殺したショックも響いていた。しかし、ビッグ・ダディはそんなブリックとマギーの夫婦の方を溺愛していた。


悪魔の赤ちゃん

悪魔の赤ちゃん(あくまのあかちゃん,原題It’s Alive!)は、1974年、アメリカのラーコ・プロが製作したホラー映画。

ストーリー
お産に立ち会っていた医師たちが、生まれてきた赤ん坊に虐殺される。この赤ん坊の異常出産の原因は、新開発のピルを続けて飲んでいたためらしいと示唆されており、薬の研究者たちは発覚を恐れ、ひそかに赤ん坊を殺そうと企む。

警察は付近に大捜査網を展開、遂に凶暴化した赤ん坊を発見する。数多くの犠牲者を出しながらも、下水道内に追い詰められた赤ん坊は、警察の集中砲火で無惨にも撃ち殺される。

原題の「It’s Alive!」は、モンスター映画ファンにはおなじみの「フランケンシュタイン」(1931年)の中の、有名なセリフから採られたもの。赤ん坊の父親が、自らをフランケンシュタイン博士につい例えてしまうシーンも、ちゃんと劇中にある。

映画は「シアトルでまた生まれた」というセリフで不気味な余韻を残して終了するが、後にこの言葉通り「悪魔の赤ちゃん2」(1978年)、「悪魔の赤ちゃん3 禁断の島」(1986年)と2本の続編が生み出された。作品が公開された1974年は世界的にオカルト・ブームが巻き起こり、その流れを受けヒットを飛ばすことに成功した。

スタッフ
製作総指揮-ピーター・パクストン
製作・監督・脚本-ラリー・コーエン
撮影-フェントン・ハミルトン
音楽-バーナード・ハーマン
メイキャップ-リック・ベイカー
出演-ジョン・ライアン、シャロン・ファレル、アンドリュー・ダガン、ガイ・ストックウェル

アイズ ワイド シャット

『アイズ ワイド シャット』(Eyes Wide Shut) は1999年製作のアメリカ映画である。スタンリー・キューブリック監督の遺作となった。 キューブリック独特の映像センスと、乱交シーンのカメラワークは圧巻の一言。

原作はアルトゥール・シュニッツラーの『夢がたり』(早川書房)。

豆知識
主人公ビルとアリス夫妻の姓「ハーフォード」はハリソン・フォードの捩りである。
当初ジーグラー役だったハーヴェイ・カイテルとマリオン役だったジェニファー・ジェイソン・リーは、出演場面が撮影されていたにも関わらず、監督が撮り直しを要請したところ共に他の作品の撮影が開始されたため戻って来られず、ジーグラー役はシドニー・ポラック、マリオンはマリー・リチャードソンにキャスト交替となった。

脚本執筆に際しての様々なエピソードは、キューブリックの死後共同執筆者のフレデリック・ラファエル(『ダーリング』などで知られる)によって『EYES WIDE OPEN』という書籍にまとめられ刊行されたたが、キューブリック夫人に「著しく事実と異なる」として出版差し止めを申請された。

完璧主義な監督であったため、トム・クルーズとニコール・キッドマンを一年イギリスに滞在させたいと考え、それに応えたいトムと、家を空けたくないニコールとの間に、軋轢を作り、それが離婚の原因になったと言われる。

アメリカでは本作にある性的シーンによってNC-17(成人映画扱い)に指定されている。また日本でもR-18(同じく成人映画扱い)に指定されている

キャスト
トム・クルーズ
ニコール・キッドマン
シドニー・ポラック
マリー・リチャードソン
アラン・カミング
リーリー・ソビエスキー

愛人日記

『愛人日記』(あいじんにっき)は、1991年にフランスで製作された映画。ビデオ・タイトルは『ソフィー・マルソーの愛人日記』。

フレデリック・ショパンの半生を綴った映画で、ショパンとジョルジュ・サンドと、サンドの娘ソランジュの関係を中心に描く。ツルゲーネフや画家ドラクロワ、デュマ・フェスなども登場し、天才的な芸術家たちの才能に魅せられ、人生を翻弄されるソランジュの姿が描かれる。

観念的で哲学的な台詞が多く、ポーランドの風土と歴史が背景にあるため、日本人にとっては難解で、日本ではあまり高い評価を得られなかった。

スタッフ
監督・脚本:アンジェイ・ズラウスキー
製作:マリー=ロール・レール
撮影:アンジェイ・ヤロシェヴィッキ

出演
ソフィー・マルソー
マリー=フランス・ピジェ
ヤヌーシュ・オレイニチャク
フェオドール・アトキン

フリー百科事典ウィキペディアより引用

7月4日に生まれて

7月4日に生まれて(原題:Born on the Fourth of July)は、1989年のアメリカ映画。ベトナム戦争を扱った戦争映画。オリバー・ストーン監督。トム・クルーズ主演。1989年のアカデミー賞において、監督・編集の2部門を受賞している。ロン・コーヴィックの同名小説の映画化。ちなみに、主演のトム・クルーズは、7月3日生まれである。

あらすじ
7月4日の独立記念日に生まれ、第二次世界大戦の勇士である父を誇りにもつロン・コーヴィック(トム・クルーズ)は、高校卒業後に海兵隊に入隊し、13週間の訓練の後にベトナム戦争に志願する。 そこでの戦いは熾烈であり、ベトコンの攻撃にパニックになったロンは部下のウィルソンを誤射し、死なせてしまう。遂にロン自身も銃弾に倒れ脊髄を損傷、下半身不随となってしまう。

帰還兵をゴミ屑のように扱う世間に、絶望の日々を過ごすロン。だが、意を決して仲間と共に反戦運動に立ち上がる。

「帰還兵の権利を守れ」「我々はアメリカのために戦ったのだ」─仲間と共に、シュプレヒコールを叫びながらデモ行進をするロン達の頭上に盛大に舞ったものは、国旗色のリボンテープや紙吹雪ではなく、トイレットペーパーやゴミだった。

このようにロンは次第に酒浸りの日々を送ることで遂に家族からも孤立し、メキシコへと旅立つのだが……。

キャスト
トム・クルーズ
ブライアン・ラーキン
ウィレム・デフォー
キーラ・セジウィック
トム・ベレンジャー
スティーヴン・ボールドウィン
リリ・テイラー
マイケル・ウィンコット
トム・サイズモア
ウィリアム・ボールドウィン
ウェイン・ナイト

『21グラム』(21 Grams)

『21グラム』(21 Grams) は2003年製作のアメリカ映画である。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督。ドラマ。

1つの心臓をめぐり、交差するはずのなかった3人の男女の人間ドラマが描かれる。時間軸が細かく交差する構成になっている。

ヴェネチア国際映画祭男優賞(ショーン・ペン)を受賞。


キャスト
ショーン・ペン
ナオミ・ワッツ
ベニチオ・デル・トロ
シャルロット・ゲンスブール
クレア・デュヴァル

17歳のカルテ

『17歳のカルテ』(じゅうななさいのカルテ、Girl, Interrupted)は1999年のアメリカ映画である。2000年に日本公開された。原作は1994年に出版されたスザンナ・ケイセンによる自伝。邦訳は『思春期病棟の少女たち』(吉田利子訳/草思社/1994)。

ある日突然、薬物大量服用による自殺未遂を起こして精神病院に収容されたスザンナ(ウィノナ・ライダー)。人格障害という自覚が無く、その環境に馴染めなかったスザンナだが、病棟のボス的存在であるリサ(アンジェリーナ・ジョリー)の、精神病患者である事を誇るかのような態度に魅かれていく内に、精神病院が自分の居場所と感じるようになっていく。

しかし退院した患者の近親相姦を喝破してその患者を自殺に追い込むというリサの行動から、徐々に彼女の行動に疑問を持つようになって行く。

やがて「リサはここ(精神病院)でしか生きられないからこれだけ強気な行動に出られるのだ」と気づき、自分は社会復帰を目指さなくてはならないと決意し、退院したところで映画は終わる。

キャスト
ウィノナ・ライダー
アンジェリーナ・ジョリー
クレア・デュヴァル
ウーピー・ゴールドバーグ
ブリタニー・マーフィ
ジャレッド・レト
ヴァネッサ・レッドグレイヴ

13日の金曜日

第1作から第4作「完結篇」までは、一応一貫したストーリーをもっており、特にジェイソンは異形の怪人ながら、若干人間らしさも持ち合わせていた。特に演出面では、残酷描写もさることながら、ジェイソンによってオブジェのように飾られた死体が突然現れたり、殺人鬼の迫り来る恐怖を煽らせる光景、主人公側の機転による反撃などが描かれ、単なるスプラッターではない古典的ホラー映画本来の面白さを兼ね備えていた。しかし第6作の落雷による復活以降は、何をしても死なない怪物の圧倒的なパワーが強調して描かれるようになり、作品としては大味かつ荒唐無稽なものとなっている。

現在、第11作がマイケル・ベイによって製作中であり、2006年10月13日に全米公開予定となっている。作品についてはまだ明かされていないが、殺人鬼ジェイソンの起源に迫る内容になっている予定との事である。

パメラ・ボービーズと偽ジェイソン
歴代「13日の金曜日」シリーズにおいて、数多くの人間を殺害しているジェイソンだが、実は全ての作品における殺人の犯人がジェイソンであるというわけでない。

第1作目の犯人はジェイソンの母親であるパメラ·ボーヒーズであり、最終的には生存者のアリスによって殺害される。この作品においてジェイソンは一人も殺害していない(ただし最後にクリスタル湖から突然復活し、アリスを湖に引きずり込んでいる。もちろん第2作で、彼女を殺害している)。

第5作目の犯人は、一人息子を無惨に殺された怨念に取り憑かれた救急隊員のロイがジェイソンに変装した姿であり、この作品でも本物のジェイソンはまだ復活していないので一人も殺害していないが、第4作の被害者の一人でもあるトミーの幻影として登場している。また、偽ジェイソンの殺戮シーンは、発火した発炎筒を口に突っ込んだり、高枝切バサミで目を潰したりする等、残虐さにおいてはある意味で本物のジェイソンを匹敵しているとも言われており、トラクターに跳ね飛ばされても、しばらくして起き上がるという、意外なまでのタフさを見せた。最終的には、トミーによって片腕を切断された後、落下して串刺しになり、死亡している。この第5作目においての被害者数は21人と、実は歴代「13日の金曜日」シリーズの中で最多でもある。

アイ,ロボット

アイ,ロボット(I, Robot)は、2004年に公開されたアメリカ映画で、20世紀フォックス提供、東宝配給のSF映画。上映時間は105分。原典はアイザック・アジモフの短編集。

ストーリー
西暦2035年のシカゴでは、ロボットは既に人間のサポート役として日常生活に溶け込んでいる。そんな中、U.S.ロボテックス社(U.S.R.)は新たに開発した次世代家庭用ロボットNS-5型を出荷しようとていた。

しかしその直前、ロボット工学の第一人者であるラニング博士が U.S.R.本社ビルで殺害される。容疑者は人間に近い感情を持つNS-5型ロボットのサニー。ロボット三原則により、絶対に人間に危害を加えないはずのロボット。はたして殺人犯になり得るのだろうか?ロボット嫌いのスプーナー刑事とロボット心理学者のカルヴィン博士は、その謎を追及するうちに、やがて、驚愕の事実を知ることになる・・・。

イノセンスとの関連
この映画はプロットが押井守監督作品イノセンスに酷似しているが、これはイノセンスの海外配給先として20世紀フォックスと交渉した際、脚本に対して「このように変更しろ」とフォックスが提示したプロットだからである。交渉した日本側は、作品の防衛が第一の任務だったためフォックスを蹴った。

キャスト
デル・スプーナー刑事(Del Spooner, Detective):ウィル・スミス(WILL SMITH)
スーザン・カルヴィン博士(Dr. Susan Calvin):ブリジット・モイナハン(BRIDGET MOYNAHAN)
サニー(Sonny):アラン・テュディック(ALAN TUDYK)(動作・声)
アルフレッド・ラニング博士(Dr. Alfred Lanning):ジェームズ・クロムウェル(JAMES CROMWELL)
ローレンス・ロバートソン(Lawrence Robertson):ブルース・グリーンウッド(BRUCE GREENWOOD)
祖母(Granny):エイドリアン・L・リカード(ADRIAN L. RICARD)
ジョン・バーギン警部補(Lt. John Bergin):チー・マクブライド(CHI McBRIDE)
ヴィキ(V.I.K.I.):フィオナ・ホーガン(FIONA HOGAN)
ファーバー(Farber):シア・ラブーフ(SHIA LaBEOUF)

スタッフ
監督:アレックス・プロヤス(ALEX PROYAS)
脚本:ジェフ・ヴィンター(JEFF VINTAR)、アキヴァ・ゴールズマン(AKIVA GOLDSMAN)
原案:ジェフ・ヴィンター(JEFF VINTAR)
原典:アイザック・アジモフ『われはロボット』
製作:ローレンス・マーク(LAURENCE MARK)、ジョン・デイビス(JOHN DAVIS)
制作:トファー・ダウ(TOPHER DOW)、ウィック・ゴッドフリー(WYCK GODFREY)
制作総指揮:ウィル・スミス(WILL SMITH)、ジェームス・ラシター(JAMES LASSITER)
撮影監督:サイモン・ダガン(SIMON DUGGAN)
美術:パトリック・タトポロス(PATRICK TATOPOULOS)
編集:リチャード・リーロイド(RICHARD LEAROYD)、アルメン・ミナジャン(ARMEN MINASIAN)、ウィリアム・ホイ A.C.E.(WILLIAM HOY, A.C.E.)
音楽:マルコ・ベルトラミ(MARCO BELTRAMI)
視覚効果監修:ジョン・ネルソン(JOHN NELSON)
衣装デザイン:エリザベス・キーオウ・パーマー(ELIZABETH KEOGH PALMER)
視覚効果監修:デジタル・ドメイン(Digital Domain)、エリック・ナッシュ(ERIK NASH)
アニメーション監修:デジタル・ドメイン(Digital Domain)、アンドリュー・R・ジョーンズ
視覚効果監修:Weta デジタル(Weta Digital)、ジョー・レテッリ(JOE LETTERI)、ブライアン・ヴァン・ハル(BRIAN VAN'T HUL)
日本語字幕:林 完治

『2046』(ニーゼロヨンロク)

『2046』(ニーゼロヨンロク)は2004年の香港映画。日本公開は10月23日。

『欲望の翼』『花様年華』に次ぐ王家衛の60年代シリーズの3作目。

1960年代、トニー・レオン演じる作家が香港で滞在するホテルが主な舞台。 ホテルのオーナーの娘フェイ・ウォンは日本から来たビジネスマン木村拓哉と恋に堕ちるが、父親であるオーナーに交際を反対される。やがて帰国する木村。

文通もままならないふたりに、トニーは木村の手紙を代りに受取ろうと申し出る。言葉も通じず遠く国を隔てられた恋人同士にインスパイアされて、トニーは小説『2046』を書き始める。作中に登場する人物たちは永遠の愛を求め「何も変わらない」と云われる“2046”を目指して列車に乗る。

この小説の主人公が木村である。 つまり劇中の現実世界の主人公をトニー、劇中劇の主人公を木村が演じている。 この物語の主軸となるふたりの男性とひとりの女性の周囲をとりまくのが、トニーとの恋に溺れる娼婦チャン・ツィイー、トニーと愛を交わしながらも別れを選ぶ賭博師コン・リー、死んだ婚約者との思い出に生きる踊り子カリーナ・ラウなどである。

役名や設定はかなりの割合で『欲望の翼』『花様年華』からそのまま流用されている。

NY映画批評家協会・最優秀外国語映画賞受賞。


キャスト
トニー・レオン(小杉十郎太)
木村拓哉
コン・リー(五十嵐麗)
フェイ・ウォン(本田貴子)
チャン・ツィイー(魏涼子)
カリーナ・ラウ(塩田朋子)
チャン・チェン
ドン・ジェ
マギー・チャン(特別出演)

スタッフ
脚本・監督:ウォン・カーウァイ
美術・編集:ウィリアム・チョン
撮影:クリストファー・ドイル

2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅(にせんいちねん うちゅうのたび, 2001: A Space Odyssey)は、スタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラークがアイデアを出し小説版としてまとめ、スタンリー・キューブリックが監督・脚本し、1968年4月6日にアメリカで初公開されたSF映画である。

あらすじ
遠い昔、ヒトザルが他の獣と変わらない生活をおくっていた頃、謎の物体がヒトザル達の前に出現する。やがて1匹のヒトザルが物体の影響を受け、動物の骨を道具・武器として使う事を覚えた。獣を倒し多くの食物を手に入れられるようになったヒトザルは、反目する同じヒトザルに対しても武器を使用して殺害する。

時は過ぎ月面で人類が住むようになった現代、アメリカ合衆国のフロイド博士は、月のティコクレーターで発掘した謎の物体「モノリス」を極秘に調査するため月面基地に向かう。調査中、400万年ぶりに太陽光を浴びたモノリスは強力な信号を木星に向けて発した。

18ヶ月後、宇宙船ディスカバリー号は木星探査の途上にあった。乗組員はデビッド・ボーマン船長ら5名の人間(うち3名は人工冬眠中)と、最高の人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータであった。

順調に進んでいた飛行の途上、HALはボーマン船長に、今回の探査計画に疑問がある事を打ち明ける。その直後HALは船の故障を告げたが、実際には故障していなかった。2名の乗組員はHALの故障を疑い、思考部の停止について話し合うが、それを知ったHALは乗組員達を殺害する。唯一生き残ったボーマン船長はHALの思考部を停止させたあと、モノリスの件や探査の真の目的を知ることになる。ボーマン船長は一人で計画を遂行、木星圏内で巨大なモノリスと出合い、驚愕の体験を経て人類より進化した存在・スターチャイルドへと進化を遂げる。

(続編の映画『2010年』冒頭によると、月のモノリス発見が1999年、ディスカバリー号内の出来事が2001年。)

キャスト
デビッド・ボーマン船長:キア・デュリア
フランク・プール:ゲイリー・ロックウッド
ヘイウッド・フロイド博士:ウィリアム・シルベスター
HAL9000声:ダグラス・レイン
月を見るもの(ヒトザル):ダニエル・リクター
フロイドの娘:ビビアン・キューブリック

スタッフ
製作・監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック/アーサー・C・クラーク
撮影監督:ジェフリー・アンスワース
特殊効果監督:スタンリー・キューブリック
SFX:ウォーリー・ビーバーズ/ダグラス・トランブル/コン・ペダースン/トム・ハワード
特殊メイク:スチュアート・フリーボーン

12モンキーズ

『12モンキーズ』(Twelve Monkeys)は1995年のアメリカ映画であり、時間旅行と陰謀論をモチーフにしたSF映画。監督は元モンティ・パイソンのメンバーテリー・ギリアム。短編映画 『ラ・ジュテ』(La Jetée) にインスパイアされて作られた映画で、時間と記憶をテーマにしている。

ブルース・ウィリス演じるジェームズ・コール(James Cole)は、ウィルスによって全人類の99%が死滅し、生き残った人類も暗闇の地下に住むことを余儀なくされている未来からやってきた。彼の使命はウィルスを散布したとされる12モンキーズと名乗る団体を探り、ワクチンを作るために必要となる純粋なウィルスのありかを突き止めることだった。

その後一度未来に戻り、1996年にやってきたコールは、再びキャサリンの前に現れる。強引にキャサリンの助けを借りて正気を保とうとしながら、コールは12モンキーズの正体をあばこうと懸命の調査を続ける。そしてゴインズが12モンキーズのリーダーであることを突き止め、接触する。細菌学者の息子であるゴインズは、かつてコールが話したことを元にウィルス散布の計画を思いついたと打ち明け、コールはますます混乱する。事態が進展するにつれ次第にキャサリンがコールの言うことを信じるようになると、コールは今度は自らの未来での記憶を疑い始めた。そして1996年12月、いよいよウィルスが撒かれるその日がやってきた。

コールとキャサリンはその日、実は12モンキーズはウィルスの散布とは無関係だったことを発見し、喜ぶ。しかしそれもつかの間、2人は空港で真の犯人を発見する。コールは警備員の静止を振り切って犯人に銃を向けるが、警官に射殺されてしまう。倒れたコールに駆け寄ったキャサリンは、近くで事態を見つめる少年=若き日のコールを見つけ、涙を流しながらもかすかに微笑むのだった。

キャスト
ブルース・ウィリス(ジェームズ・コール)
マデリーン・ストウ(キャサリン・ライリー博士)
ブラッド・ピット(ジェフリー・ゴインズ)
クリストファー・プラマー(ドクター・ゴインズ)
デヴィッド・モース(ドクター・ピータース)
ジョン・セダ(ホセ)
H・マイケル・ウォールズ(植物学者)
ボブ・エイドリアン(地質学者)
サイモン・ジョーンズ(動物学者)
キャロル・フローレンス(天体物理学者)
フランク・ゴーシン(ドクター・フレッチャー)

007 ロシアより愛をこめて

『007 ロシアより愛をこめて』(ダブルオーセヴン ロシアよりあいをこめて、原題: From Russia With Love)は、イアン・フレミングの長編小説。また1963年に製作されたイギリスの映画である。ユナイテッド・アーティスツ提供。公開時の日本語題は『007 危機一発』。007シリーズ第2作目。日本での公開は1964年4月。

原作は発行当時(1956年)の趨勢を反映して英国海外情報局対ソビエト情報局の図式となっているが、エンターテイメント性を重視してか、映画では前作に続き犯罪組織“スペクター”を主敵としている。しかし映画作品内でも当時のソ連にとって好ましくない描写もあったため、同国ではその後007シリーズは御法度とされていたらしい。

ロケ地であるイスタンブールの描写やオリエント急行車内(映画では特に明言されていない)での模様など、ストーリーの展開は概ね原作に近づけてある。また、往年の名女優ロッテ・レーニャの名演、およびペドロ・アルメンダリスの生涯最後の演技が作品を支えている事を忘れる訳にはいかない。

キャスト
ジェームズ・ボンド - ショーン・コネリー
タチアナ・ロマノヴァ - ダニエラ・ビアンキ
ローザ・クレッブ - ロッテ・レーニャ
レッド・グラント - ロバート・ショウ
ケリム・ベイ - ペドロ・アルメンダリス
本作は彼にとって遺作となる。撮影当時既に末期癌に冒されており、彼の出演部分が撮影終了した直後に入院先で拳銃自殺を図ってしまった。なお、息子の「二世」が「007 消されたライセンス」に出演している。
M - バーナード・リー
Q - デスモンド・リュウェリン
本作が”Q”の初登場作となる。但し、シリーズでもお馴染みとなっているボンドとの掛け合いは次作以降となる。
マネーペニー - ロイス・マクスウェル
クロンスティーン - ヴラディク・シェイバル

ジェームズ・ボンド

ジェームズ・ボンド (James Bond) は、架空の人物の一。

イギリスの作家イアン・フレミング(1908年 - 1964年)のスパイ小説およびこれを原作とする映画の主人公である、イギリス情報部のエース諜報員。殺人許可証(任務遂行中は自分の一存で容疑者を殺めても不問にされる。この資格については「殺しのライセンス」という惹句でしばしば表現される)を与えられており、「007」のコードネームを持つ。

なおこのコードネーム「007」を「ゼロ・ゼロ・セブン」と読む日本人は多いが、正しくは「ダブル・オー・セブン」である。


ボンドがこれまでに旅した世界各国商社「ユニバーサル貿易 (Universal Exports) 」に偽装したイギリス秘密情報部に勤務。上司は通称「M」と呼ばれる退役海軍提督(本名はサー・マイルズ・メッサヴィー)。Mの部下には有能な専属秘書ミス・マネーペニーがいる。マネーペニーがボンドへ好意を寄せていると推測される言動をとるが、ボンドがそれをさりげなくかわすのが各作品の序盤における定番事項である。

ロンドン市内の高級アパートメントに、子供の頃から付き従う口うるさいが忠実な老メイドと共に居住。正式な結婚歴は1回だが結婚直後に死別(『女王陛下の007 (On Her Majesty's Secret Service) 』1961年)。

スポーツを好むダンディなプレイボーイで美食家(卵料理を好む)。特注の煙草(ロンドンの「モーランド」で作らせた金線入り)を切らさないヘビースモーカー。酒にはうるさく、「ステアせず、シェイクしたウオツカ・マティーニ」を愛飲する。

格闘術(特にボクシング)に優れ、自動車や銃の扱いに長ける(原作小説では高級車ベントレーがマイカー)。愛用の銃は、原作では、当初25口径のベレッタM418だったが、1956年の『ロシアから愛をこめて (From Russia with Love) 』ではベレッタの作動トラブルによって危機に陥り、1958年の『ドクター・ノオ (Dr. No) 』からは7.65mm口径のワルサーPPK (Walther PPK) を使うようになった(映画18作目『トゥモロー・ネバー・ダイ (Tomorrow Never Dies) 』からは9mmパラベラム弾仕様のワルサーP99となった)。

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